(C)TOSSランド>教師ランド>教科外・総合・新しい教育>小学校英会話・国際理解>その他>その他
指導案作成:矢野亜由美(法則化神戸フレンドシップ)
英語ノートの内容をTOSS型英会話で授業する場合の指導案です。45分間をT前時の復習、U本時のダイアローグ、Vフリートークまたはリスニングにわけました。以下の導案はU本時のダイアローグをTOSS型英会話の三構成法で授業します。(約15〜20分)
本時のダイアローグ
おじいさん: Help me , please.
おばあさん: What’s the matter?
おじいさん: Look. It’s a big. Help me , please.
おばあさん: OK.
おじいさん: Are you ready?
おばあさん: Yes, one, two, three .
おじいさんとおばあさん: Yo - heave- ho! No, we can’t.
「劇をすること」と「英語を話すこと」の2つを同時に進めていく単元である。
これは、子どもの負担が大きい。
負担を減らすために、既習ダイアローグを組み合わせて、会話を作る。
まずは、会話をスムーズに言えるように練習をする。
「おじいさんとおばあさん」に登場人物を絞り、会話の仕方を練習する。
このとき、登場人物になりきって、かぶを抜くジェスチャーをさせ、楽しく練習をする。
その後、高学年なりのオリジナルストーリーをつくることにする。
まずは、登場人物を変える。
例えば、歴史上の人物から、【紫式部、徳川家康、織田信長】などである。
童話の世界から、【かぐや姫、シンデレラ、赤ずきん】などである。
アニメの世界から、【ドラえもん、孫悟空、コナン】などである。
ここでのポイントは、教師の例示である。
教師が意外性のあるキャラクターを使い、楽しい会話を例示できれば、
子どもたちは大変意欲的にストーリー作りに取り組んでいく。
T復習(5分)
U本時のダイアローグ(15分)
1.新出単語
moon, home, TENJIKU
「月へ変えるかぐや姫」「家に帰るシンデレラ」
「天竺へ帰る孫悟空」を後半であつかうため、ここで 単語を指導しておく。
3〜5つくらいがちょうど良い。多すぎると子どもは覚えられない場合がある。
2.(1)状況設定
T1(おじいさん)と
T2(おばあさん)が、
かぶを抜こうとする。
GP: Help me, please.
GM: What’s the matter?
GP: Look. It’s a big.
Help me, please.
GM: OK.
GP: Are you ready?
GM: Yes, one, two, three.
GP&GM: Yo-heave-ho!
No, we can’t.
おじいさんとおばあさんは、後半のオリジナルストーリーでも、登場する。
丁寧に指導して、後半に生かせるようにする。
後半、オリジナルの会話を作るのが苦手な子は、おじいさんとおばあさんの役をすればよい。
(2)口頭練習@
全文を繰り返し練習をする。
パートを分けて練習をする。
ペアを作って練習をする。
2〜3組前に出てモデルをする。
リズムに乗って言えるようにする。
おじいさんとおばあさんのパートをそれぞれ練習する。どちらも言えるようにする。
(3)状況設定A
T1とT2が状況設定をする。
T1がおじいさん、T2がかぐや姫をする。おばあさんはやる人がいないので、画像として見せる。
GP: Kaguya, help me, please.
K: What’s the matter?
GP: Look. It’s a big.
Help me, please.
K: No, I’m sorry.
I want to go the moon.
Good bye.
GP&GM: Oh, my god.
T2は、かぐや姫のお面をつける。
何の役をするのか分かりやすい。
かぐや姫は、「Kaguya」と言えるので、子どもが言いやすい
【I want to go the moon.】
既習ダイアローグであるが、丁寧に言い方を練習しておく。
(4)口頭練習A
全文を繰り返し練習をする。
パートを分けて練習をする。
おじいさん、おばあさん、かぐや姫の3つのパートに分けて、練習をする。
3.アクティビティ
3人組を作って練習をする。
2〜3組前に出てモデルをする。
全員が3つの役を練習する。
終わったら役割を交代する指示をする。
V.フリートーク(20分)
@ 教師が考えたデモンストレーションを見せる。T1がおじいさん、T2が孫悟空、おばあさんは画像で見せる。
GP: Songoku, help me, please.
K: What’s the matter?
GP: Look. It’s a big.
Help me, please.
K: No, I’m sorry.
I want to go Tenjiku.
Good bye.
GP&GM: Oh, my god.
Aおじいさん、おばあさん以外に、 登場人物を一人、グループで考えさせる。
Bグループで練習をする。
C時間をおいて、幾つかのグループをモデルとして示す。
Dオリジナルストーリーを作る。
時間を多くとり、全ての子どもが役を持ち、話す機会を作る。
E練習したパートを使って、好きなキャラクターを一つ入れる。
前には、アニメキャラクターや、歴史上の人物、学校の先生などの顔写真を提示しておく。
思いつかないグループは、かぐや姫でもよいとする。
終わったら役割を交代する。役割交代を繰り返すので、休んでいる暇がない。
各グループが発表を行う。動作や表情、役割をはっきりとして動いているところをほめる。
他のグループの発表を見ることでリスニングができる。